抜け毛に漢方って効くの?漢方で髪が生えるのか調査

抜け毛に漢方は効くのか?

抜け毛に漢方…?

結論からお伝えすると、漢方薬を飲むことで、抜け毛を減らせる「可能性」はあります。

頭皮環境が健康だと、髪の毛も強く育ち、抜け毛も減少します。

漢方薬の効果で、体調を改善し、頭皮環境を健康な状態に戻す。

上手に服用をすれば、間接的にでも、漢方薬は抜け毛に効果があると言えるでしょう。

今回は、抜け毛に間接的なアプローチが可能な漢方薬をご紹介します。

しかし、すべての人に効果があるわけではないので、ご注意ください。

【本題】漢方で髪が生える!?

漢方で髪の毛が生えるって本当?

残念ながら、直接髪の毛を生やす効果を持つ漢方薬は存在しません。

漢方薬はさまざまな生薬を組み合わせることで作られています。

組み合わせ次第では、将来髪の毛を生やす効果を持つ漢方薬もできるかもしれません。

しかし、現状では、髪の毛を生やす効果を持つ薬は発毛剤しかありません。

漢方薬を飲んでも髪の毛が生えることはありませんので、決してお間違えの無いようにしてください。

前述したように、漢方薬で髪の毛を生えやすくさせることは可能です。

漢方と普通の薬の違い

どんな違いが?

漢方薬と、普通の薬とでは何が違うのでしょうか?

2つの大きな違いは、薬のルーツや、症状へのアプローチの仕方です。

こちらでは普通の薬を、西洋医学がルーツの西洋薬と仮定します。

漢方薬は、中国医学をルーツに、日本が独自で発展させた「漢方医学」で使用される薬です。

大まかに言うと、漢方薬は、体内のバランスを整えることで、心身の不調が改善されるよう促します。

西洋薬は、さまざまな症状にそれぞれ効果を発揮し、部分的な心身の不調を改善します。

漢方と西洋では、根本的に病気に対する考え方が違うのですが、あまり話を広げすぎると、宗教など、歴史的なお話にもなってしまいます。

非常に大まかですが、以上2つの薬の違いについてでした。

漢方で良くなる抜け毛の要因

抜け毛の原因は…

まずは、漢方薬の効果で改善可能な、抜け毛の原因をご説明します。

漢方医学は、「気」・「血」・「水」という全身の3つの流れを、良好な状態にしようという目的を持っています。

これは、育毛にも大切なことで、全身のバランスや、状態が良好でなければ、健康な髪の毛は生えてきません。

健康な髪の毛が生えてこない=心身の状態が良くないサインとしても受け取ることができます。

もしかしたら、漢方医学に育毛のヒントが隠されているかも…?

血行不良

血行不良は、薄毛や抜け毛に大きな影響を及ぼしています。

全身の血行不良が起こると、もちろん頭皮の血行不良も同時に起こります。

髪の毛は、血液に乗って送られてきた栄養を元に成長をします。

しかし、血行不良が起きていると、髪の毛が栄養を受け取れず、栄養不足に陥ります。

栄養不足になり、弱ってしまった髪の毛は、十分な成長をする前に抜けてしまい、抜け毛として発見されるのです。

漢方薬には、血行を促進する効果をもつ種類が存在するので、服用することで血行不良を改善できる可能性があります。

内蔵機能の低下

髪の毛の成長には栄養が必要であるとご説明しました。

その栄養を作ったり、栄養を運ぶ役割を持つ血液をサラサラにする機能を果たしているのが内臓です。

摂取した栄養は、一度小腸や、大腸で吸収されます。

その後、肝臓などに蓄えられ、栄養を送る準備を始めるのです。

しかし、内臓の機能が低下していると、うまく栄養を送り出せず、髪の毛に栄養が届かないという問題が発生します。

内臓機能の低下も、実は髪の毛の成長に密接に関わっているのです。

漢方薬の中には、内臓機能を修復する効果を持つものがあります。

内臓機能の低下による抜け毛の増加は漢方で改善できるかもしれませんよ!

自律神経の乱れ

生活の乱れや、ストレスが積み重なることで、自律神経の乱れが発生します。

自律神経には、活動時に働く交感神経と、リラックス時に働く副交感神経が存在します。

言わば、心身のスイッチのようなものです。

このスイッチがストレスなどで故障し、上手く切り替えられなくなると、心身ともにバランスが崩れてしまいます。

自律神経の乱れは非常に厄介で、頭痛やめまい、吐き気や腹痛、さらには血行不良など多くの体調不良を引き起こします。

また、内臓の働きも弱まり、全身に栄養を送ることが困難となることで、髪の毛の成長にも影響を及ぼします。

自律神経の乱れが原因の抜け毛も、漢方薬で改善できる可能性があります。

抜け毛に有効な漢方

効果に期待!

それでは、抜け毛を間接的に解決できるかもしれない効果をもつ漢方薬をご紹介します。

漢方薬は、先ほどご説明した抜け毛の原因を、良い状態に戻すのに期待はできます。

しかし、原因を解決したとしても、必ずしも抜け毛が減るわけではありません。

服用を続けても、抜け毛が減らない場合は、脱毛症などを発症している可能性があります。

もし不安に感じた場合は、早めに薄毛治療専門のクリニックなどを受診することをおすすめします。

血行促進

まずは、血行を促進する効果を持つ漢方薬からご紹介します。

血行の促進は、髪の毛に栄養を行き渡りやすくすることで、髪を強く育て、抜け毛を減らすのが目的です。

他にも血行の促進は、肩こり、便秘、肌荒れ、むくみなど、さまざまな体調不良を解消する働きがあります。

全身に酸素を運ぶ血液がしっかりと働いてくれることで、元気に生活することが可能なのです。

運動なども交えつつ摂取すると、効果が高まるでしょう。

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

当帰芍薬散は、冷え性や貧血、むくみなどに効果を発揮する漢方薬です。

冷え性や貧血というのは、まさに血行不良が起こることで発生しています。

手足に多く発症する冷え性は、全身の血行にも問題を起こします。

特に足、それもふくらはぎの冷えは、血行を悪くしてしまう大きな原因です。

ふくらはぎは第二の心臓と言われるほど、血液を循環させる力が強いのです。

だからこそ、ふくらはぎの冷えを解消することが、血行促進にはとても大切なことになります

十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)

十全大補湯も、血行促進に効果があります。

こちらも、冷え性や、貧血、また食欲不振などにも効果を発揮するようです。

また、冒頭でご紹介した、3つの流れのうちの「血(けつ)」を増やします。

この血は、漢方医学では全身に栄養を与えると考えられており、まさに血液のことを指しているのです。

がん治療後、体力を補うためにも処方されるほど、効果の高い薬です。

内蔵機能回復

続いては、内臓の機能を回復させる効果をもつ漢方薬のご紹介です。

内臓の機能が回復すれば、先ほどもご説明した通り、髪の毛にも良い効果が期待できます。

さらに、肌荒れや、便秘、下痢、疲労回復などにも効果があります。

体をつくる工場のようなものなので、内臓機能の回復は、全身の回復にも繋がっています。

八味地黄丸(はちみじおうがん)

八味地黄丸は、全身を温めることで、内臓の機能回復に効果が望めます。

内臓の働きを良くする生薬が組み合わされて作られています。

また、足腰の痛みを解消する効果もあり、中高年の方から支持を受けています。

他にも、老化が原因で起きる症状を改善し、健康で若々しい体作りも可能です。

内臓の機能低下は、老化を進行させることもあるので、是非八味地黄丸で内臓機能の回復に努めてみてはいかがでしょうか。

補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

補中益気湯は、主に胃腸の働きに効果を表します。

夏バテによる食欲不振や、疲労、風邪の際にも処方されるようです。

また、免疫力を高くする効果も持ちます。

体力を補うための代表的な漢方薬であり、別名「医王湯(いおうとう)」とも呼ばれているようです。

医療の王という意味を持つのでしょうか。

かなり効果の高い薬であることは間違いありません。

自律神経を整える

最後にご紹介するのは、自律神経を整える効果を持つ漢方薬です。

自律神経を整えることは、日々の活性化にも繋がります。

運動や、食事、そして睡眠もしっかりと取りながら、摂取するようにしましょう。

自律神経の乱れは、簡単には治りません。

しかし、焦らずに一歩ずつ前に進むことが大切です。

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

柴胡加竜骨牡蛎湯は、精神の不安、動機、不眠、また、高血圧や、神経症にも効果が望めます。

自律神経の乱れから起こる不眠は、さらに乱れを悪化させる負のスパイラルです。

不眠症状を改善できれば、心身の回復に繋がりますし、抜け毛の問題にも大きく効果を期待できると思います。

他にも、脳の興奮や、緊張をほぐし、精神的なストレスから解放する効果が期待できますよ。

ストレスの解消は、副交感神経の働きを正常に戻す効果があるので、自律神経の乱れを整える効果をもつと言えるでしょう。

桂枝加竜骨牡蠣湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)

桂枝加竜骨牡蠣湯は、神経質になっている精神的状況や、疲労、ストレスから解放する効果に期待できます。

一度精神状態が崩れてしまうと、元に戻すにはかなりの時間がかかります。

ストレスを感じていたり、疲労を感じた場合は、本格的に精神状態を崩す前に、飲み始めるのも良いかもしれません。

ストレスを上手に解消するようにしましょう!

更年期の抜け毛にはこの漢方!

抜け毛にも多くの原因が!

更年期で抜け毛に悩む方も多いとされています。

更年期の抜け毛は、脱毛症とはまた違ったメカニズムで起きていることが多いので、違う角度からのアプローチが必要です。

漢方薬を飲み始めてすぐに効果が出ることは、ほぼありませんが、抜け毛を減らすためにも継続は大切です。

それでは最後に、更年期の抜け毛に悩む方へ、おすすめの漢方薬をご紹介します。

加味逍遙散(かみしょうようさん)

加味逍遙散は、肩こり、精神的不安、イライラ。

また、冷え性や月経不順、更年期障害にも効果を発揮します。

産婦人科で多く処方され、女性の健康問題に良い影響を与えるとされています。

女性ホルモンの乱れからくる症状を改善し、心身のストレスから解放します。

ストレスの解消、冷えの解消は、前述の通り、抜け毛を減らす効果に期待可能です。

黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

黄連解毒湯は、ストレス、動悸、胃炎。

他にも、のぼせや、不眠など、高血圧からの症状を抑える効果も持ちます。

また、肌の炎症にも良いとされており、頭皮環境のケアにも効果が望めるかもしれません。

頭皮環境の悪化は、直接抜け毛に繋がります。

シャンプーの見直しなども行いながら服用することで、抜け毛を減らせる可能性があります。

漢方薬服用時の注意

注意してください!

市販されている漢方薬であれば、さほど問題はありませんが、医師から直接処方された場合には、いくつか注意点があります。

効果が出た、または出ないからといって自己判断で服用を中止してはいけません。

中止したい際には、処方を行った医師と相談の上で、中止を検討してください。

また、飲み合わせにも注意しましょう。

多くの種類があり、効果もそれぞれですが、あれもこれもと治すために、複数の種類を一度に服用してはいけません。

しっかりと相性を確認してから、服用を始めましょう。

自分にあった漢方を探そう!

抜け毛を減らすには、まず原因を追究!

漢方薬は、多くの効果を持ち、とても優れた薬です。

しかし、種類が多いだけに、自分に合ったものを探すのも、また一苦労するのではないでしょうか。

すぐに効果がでるものではありませんが、自分に合う薬の服用を続ければ、きっと効果が表れるはずです。

抜け毛に、効果が出るのを祈りつつ、量や回数はしっかりと守って服用するようにしましょう。

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